2013年6月26日水曜日

還暦の浪曲修行 その2

 浪曲教室2日目、浪曲協会の広間には関東節の「壺坂霊験記」。浦太郎師匠の直筆の台本のコピーをいただく。まず、玉川みね子師匠の三味線で浦太郎師匠がお手本を披露。浪花亭綾太郎師の「壺坂霊験記」の録音は色々あるけど、これは10分ぐらいのショート・バージョン。みね子師匠の関東節独特の三味線のフレーズが心地よい。今度はみね子師匠から青山理さんの三味線にバトンタッチ。この方は浪曲協会の三味線教室出身のプロの三味線奏者。なんか励みになりますね。まず合奏してから一人ずつ歌うという特訓が始まる。関東節はちょい調子が高めなだが、とりあえず一番高い部分の声は出せた。玉川太福さんから、調子はハズしてもお腹からデカイ声を出すというアドバイスをもらう。浪曲の一声、二節、三啖呵で、まず声をつくるってのが大事なんでしょうね。
 次は7月6日の関西節のお稽古でござんす。

2013年6月10日月曜日

還暦の浪曲修行 その1

 今年、還暦の60歳になるので何を血迷ったか浪曲教室に通い始めました。まあ、適当に浪曲修行日記っつうことでブログに記録しておきます。玉川奈々幅さんの「ガチンコ浪曲講座」に参加して影響されたってのあります。三味線の音に合わせて声を出すってのが楽しかったのですよ。で、6月8日に日本浪曲協会主催の浪曲・三味線教室の1回目に行ってきました。生徒さんは三味線のほうが多くて、浪曲は正確な数字忘れましたが6人ぐらいでした。三味線組と比べるとちょっと少ない!
 この教室は日本浪曲協会の副会長、国本武春師匠が企画されたようで、この日は会長の富士路子師匠の簡単な挨拶と教室の説明をしてくださいました。進行役と指導補佐が武春師匠、浪曲のほうは東家浦太郎師匠がご指導、三味線の関西節は沢村豊子師匠、関東節は玉川みね子師匠がご指導ということでスタート。協会の大広間で三味線組と浪曲組、二手に分かれて、まず三味線のチューニング。この日は関西節の寿々木米若師の「佐渡情話」の外題付けを浦太郎師の節をお手本に唸るという内容でした。豊子師匠の見事な三味線のイントロから浦太郎師匠の素晴らしい節に聞き惚れてしまいました。これを聴けただけでも今日は幸せ。レッスンはお二方のお手本に合わせてみなさんで合唱、合奏という感じで、ゆる〜く和気あいあいで1日目は終了。武春師匠の節回しの話とか勉強になりました。今回の課題は関西節「佐渡情話」、関東節「壺坂霊験記」。「壺坂霊験記」の三波春夫先生バージョンは取りあえず覚えてるので入りやすいかも。次は24日に参加予定。これからどうなるかわかりませんが60の手習い頑張ります!